1973-07-06 第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第39号
実は、これから私がお尋ねすることは、事実の問題でありまして、むしろ事務的な問題ではなくて政治的な問題になろうかと思いますので、大臣とお話し合いをしていくのが一番いいのではないかと思うのですけれども、わが党がかねてから問題にしてきましたのは、鉱山従業員にけい肺病患者がかなり発生しているということでございました。
実は、これから私がお尋ねすることは、事実の問題でありまして、むしろ事務的な問題ではなくて政治的な問題になろうかと思いますので、大臣とお話し合いをしていくのが一番いいのではないかと思うのですけれども、わが党がかねてから問題にしてきましたのは、鉱山従業員にけい肺病患者がかなり発生しているということでございました。
それはあなたのおっしゃるとおり、現在じん肺法そのものがそういうふうになっているからいたし方ないといえばそれまでですけれども、私はけい肺病患者をほんとうに救済していこうと思うならば、このじん肺法の本法から改正をしていくべきである、それが実は言いたいところなんです。それが一つ。 それからもう一つは、この鹿児島の山ケ野鉱山関係者は、労災法の施行以前の方が多いわけですね。
○大橋(敏)委員 これは山野、漆生とは全然関係ないことでございますが、もう時間がございませんので最後にお尋ねしますけれども、足尾銅山のけい肺病患者について、地元がついに閉山したというような状態になったわけでございますが、それにもかかわらず、まだ国の認定も受けない患者が数多くいるということでございます。これらの患者に対して職業病認定の見通し及び対策についてどのようなお考えを持っておられるか。
しかし、その陰に自然は破壊され、けい肺病患者は続々続出して、これが幾何級数的に伸び、これは工場内に働く人のみならず、周辺の罪もない町の人までがこのけい肺病にかかっております。これは一体どうなっているのか。先ほど島本委員が十年おくれておるとおっしゃられたが、十年はおろか、二十年はおろか、三十年も対策がおくれているのじゃございませんか。私はけい肺病院をつくったほうです。
アフターケアというのは、さいぜん私も言ったのですけれども、肺病患者から起こってきたのです。結核になって空洞ができて、熱が出る、それを医者が粒々辛苦治療をして、空洞がふさがり、微熱が下がってきてからようやく社会復帰をさせるためにやるのです。まるきり肺病患者と同じようなアフターケアをやってもらったのでは困るのです。
その次の問題は、けい肺病患者が併発して治療を受ける病気というのはまあ呼吸器系統に限っていて特殊なものなのですが、御承知のように、けい肺による身体消耗からくる病気というのはきわめて多い。さればといって、その病気によってはこの法律で見てやるというわけにもいかない種類のものもあろうと思うのです。
それはけい肺病患者の病院を視察いたしまして、死の恐怖におびえながら全快の見込みのない病人であるだけに、その人たちが療養の期限を切られて生活の不安まで感じます姿は、実に痛ましい限りであったのであります。
こういうことでいずれもの抑留船員が栄養失調であり、肺病患者になって帰るようなものが非常に多いのであります。先般も十三人ほど病気で帰って来ましたが、医者の診察によると、そのうちの七人が肺病である。
アメリカは、軍事費の次に、社会保障制度が確立せられて、その歳出は第二番目になっておりますが、わが国は、肺病患者三百万に対しても、わずか百三十億にすぎないのです。そういうような状態で、結局花柳病がますます蔓延し、これが家庭内に持ち込まれるとすれば、健康日本は決して作られなくなってくる。この花柳病予防をどういうふうにして防ごうとなさいますか。一つ厚生省のお考えを承わりたいと思います。
わずかの予算を惜しんで、貧しい肺病患者を結核療養所、病院から締め出したのです。すなわち、入退所基準の強行に、さらに加えて、生活保護法の医療券を引き締めて入院ができないようにし、あるいは生活保護で入院している患者に一部負担を強化して退院を余儀なくし、あるいはつき添い看護券を取り上げ、いやおうなしに療養ができないようにして貧しい患者を病院から締め出したのであります。
○猪俣委員 一人六十円とって、肺病患者でも何でも無理やりそこに入れるのですね。
きのうは肺病患者が国会を取り巻いてしまった。私は肺病患者のバスに乗って一緒にきまして、この辺にうんとばい菌がついておると思いますから御用心願いたいが、結核菌をふりかぶりながら政府に陳情しているような状況です。それから住宅政策にしましても、もう少し立体建設を考える必要がある。
こういう事実が起ってきたときに、ここで捨てられる肺病患者はどうなる。私は厚生省のお役人がおどかしてきて事が済むならばけっこうだと思うのです、けれども済まないのです。日本のわれわ他の同胞が、かわいそうな結核を病んでいる者がちまたにほうり出されて、だれも受け取り手はない、こういう事態が起っているということです。
もう一つの点をあげてみますと、たとえば肺病患者になった職員の給与の期間の問題であります。この案に従いますと五カ年になっておる、現在は三カ年かかる、三カ年を五カ年、二カ年を延ばすという案、延ばすのはけっこうであります。けっこうでありますけれども、ほかの一般の公務員も三年を五年に延ばすということになると、これはなかなか私はむずかしい問題が起ってくると思う。
私は今日はこの労働者一般の方々が非常に熱望されておりますので、これらのものは別個に立法すべきであると思うのでありますが、暫定的措置として一応この二つのものを認めるのでございますが、必ず将来この脊髄性障害というものがけい肺病と並び同じ法律の中にはりますことによりまして、けい肺病患者の方は非常なるいろいろ待遇改善の上におきまして障害が来たされるおそれを私は今でも持っているのであります。
○松岡平市君 私が先ほど来申し上げておるのは、あなたのおっしゅるように、けい肺病患者の手厚い保護ということを言われるならば、何も年金と休業給付等をダブらせる必要はないじゃないか、むしろ休業給付等のこの二年間という政府の考えておる給付を三年なり四年なり五年なり延ばすということをやったらいいじゃないか、それでも私たちは年金と休業給付とタブるよりまだいいのだ、筋が通るのだと私は申し上げるのだが、万一両方やろうという
けい肺病患者に対する労働大臣の保護の意思が非常に厚いようでありますが、先ほど田村委員も御質問になりましたが、私はまああまりここでしつこくは言いませんが、先ほど政治力が足りなくて全額国庫負担にならなかったのだということですが、もし参議院のこの委員会で全額国庫負担ということをわれわれが希望するならば、労働大臣は個人としても、政府としてもこれに同意されるかどうか。全額国庫負担に同意されるかどうか。
だから労働大臣が言われるごとく、けい肺病患者に対して手厚く保護をもってやりたいというのならば、十分保護をするという立法をされてもよろしい。しかし少くとも休業給付をやる、それから障害年金も同時にやるということについては、何らか私は政府はどういう説明をされるかしらんけれども、性質が違うものたから同時にやってもよろしいと、私は性質が違うものだから同時にやってはいけないのだと、どちらかをやるべきものだ。
ただし、肺病患者もどんどんふえていく。御承知の通り、大阪は日本の最も大きな工業都市でございます。そこには、日本中からいろいろな労働者が集まって参りまして、非常に非衛生的な工場もあるということも、私は存じております。そういうところは、肺病患者がどこよりも多く出るということは、私はそこの住民として、よく知っておるのでございます。
本年度から懸案のけい肺病患者等に対する特別措置が講ぜられることになり、その経費十二億八千四百余万円が計上されております。失業保険特別会計に歳入歳出とも四百五億九千三百余万円であります。 質疑に入り「現下の日本において婦人の就労問題はますます重要性を加え、かつ一方で婦人の就業が困難になりつつあるのに、政府当局はとかくこれを等閑視するきらいがあるのではないか。
昭和三十年度社会福祉関係予算増額に関する陳 情書 (第二三九号) 同外五件 (第二六二号) 同外一件 (第二九七号) 大学卒業者就職促進に関する陳情書 (第二四〇号) 戦没者遺族等の援護強化に関する陳情書 (第二四一号) 同 (第二六五号) 同( 第二九九号) けい肺法制定に関する陳情書 (第二四三号) 簡易水道予算増額等に関する陳情書 (第二 五四号) けい肺病患者
従って、この法律のなかった以前よりも、使用者側はもっとけい肺病患者に対しては、人道的な見地に立っての処遇を当然するであろう、またしてもらわなくてはならない、こういう考えに立っております。
しかし、この法案の内容を実行いたしましても、なおけい肺病患者の罹病率がだんだん多くなっていくというような事態になりますれば、事業主の負担も非常に急激にふえていくということになりますし、従って、私も考えておりますように、この国庫負担分を逐次増額していって、将来は全額国庫負担に持っていかざるを得ないだろうと考えておりますが、現在の段階におきましては、減少させることを目的としてこの法案の内容に盛られたことを
肺病患者の収容もまつたくできてからにしてもらいたい。そのくらいなことは、あなたから教わつて厚生委員会の委員たちが知らぬはずはない。わからないのは何かほかの運動があるからだと理解せざるを得ないのです。まず、厚生委員会が早くはえなり蚊なり伝染病というものの起る余地をなからしめて、それから牛乳処理に入つてもらうのならば、私はあえて異議を言わない。厚生委員によく注意してください。
○川俣委員 日本は、いわゆる肺病患者が相当多い。これを収容する能力が今では欠けている。このためにベツト数をふやそうという努力をしておられる。特に農村等においては、まだ幼弱児がいるところに同屈している。こういう危険な状態をなぜ放任しておられるのですか、それと牛乳の処理とどつちが危険だと思いますか、この点を伺いたい。